2014/07/18
オーダー品試作の数々
先日、お客様から数点オーダーをお受けしました。
通常販売している作品を一度お手元でご覧いただき、どの形やサイズがご希望かをお聞きして、お客様のご用意した生地でがま口を作るという初めての試み。
お話しさせていただいて初めて自覚したことなのですが、私が作るがま口は大体が丸みが強く出ていません。
お客様は小さめポーチのサイズをお手に取って、
「これよりもう少し幅が大きくて、ふっくらぽったりした感じのが欲しいです」とのことでした。
さあ。考えよう。まずは口金選び。
大きめポーチやワークショップで使用する「丸型」と呼ばれる口金。
これだと幅を大きく取ることが難しくなります。
大きめポーチ・横長ポーチ・ハンドバッグなどに用いる「角型」という口金。
これだと「ぽったり・ふっくら」とミスマッチな予感・・・。
そこで、私が今まで使わなかった「くし型」というタイプの口金を取り寄せて試作を始めることにしました。
画像の口金サイズは幅約16.6㎝、高さ約7㎝(玉除く)。少し大きめです。
まず一つ目。頭に考えた通りに作ってみました。
袋部の最大幅約17㎝、高さ約12㎝、マチ約6㎝です。
収納力は抜群なのですが、「ふっくらぽったり」とはほど遠い・・・。
マチを付けたことが丸みを無くしてしまっているようです。
そこで、次はマチ全くなくし2枚の生地を接ぎ合わせるパターンを起こしました。
袋部の最大幅約21㎝、高さ約15.5㎝です。
これはグイっとイメージに近づきました!
しかし、サイズが大きすぎます(^_^;)
開口部がとても大きいうえに袋の容量もかなりあり、通帳がすっぽり入るほどの大きさ。
大きすぎてかわいらしさが足りない・・・。
そしてこのパターンより数センチ高さを減らしたパターンを作り、出来上がったのがこちら。
袋部の最大幅約20㎝、高さ約12.5㎝です。
この程度のサイズだと、片手で扱うのにはちょうど良い大きさです。
実物は上の画像よりふっくらしていて、「これぞがま口!」という感じに仕上がったと作り手の私は思い込んでます(笑)
500円玉と比較するとこんな感じです。
この3点をお客様へ提案して、その中からご希望のサイズに取り掛かろうかと思います。
今後、Creemaやショップサイトで出品できるよう、がんばる予定!!