2016/08/2

真夏のシエスタにて。

曇天高湿度に弱いワタシは、時折作業中にダウンします。
そんな時は15分だけ横になって、気力体力の回復を図ります。
簡単にいうと、昼寝です(笑)

 

そんな時、遠くの方で小さく赤ちゃんが泣く声が聞こえると、
「ああ、赤ちゃんも暑くて泣きたいんだなあ。
 がんばれ、がんばれ」
と心の中で頼まれてもいないエールを送ります。
 
でも、本当はその可愛らしい声に力を貰っていたりするのです。

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自分が乳幼児を育てていたころ、彼らが泣き出すと、

「ご近所にうるさいって言われたらどうしよう」

と気にしていました。

なので、夏場でもあまり窓を開けることはありませんでした。


幸いワタシは彼らの泣きスイッチを把握していたので、長く泣いて苦労することがほとんどありませんでしたが、そのドキドキは数年続いたのです。

でも、たとえその時に子供の泣き声が外に聞こえても、誰も「うるさい」なんて言わなかったのでしょうね。

ご近所には似たような年恰好の子供が結構いたし、今思えばみんなお互いさまだったのです。

「昨日、うるさくなかった?」

って玄関先で会うたびに恐縮していた方もいたな。

 

 

現在、ワタシは乳幼児の育児を終え、思春期に突入した子供の育児に奮闘してます。

彼らの赤ちゃん時代を懐かしく思える余裕もやっと出てきました。

そして、気力体力の回復を図るための休息(昼寝)の時に聞こえる赤ちゃんの泣き声は、以前なら

「お母さん、大変なんだろうな、辛いだろうな」

などと少し前の自分に重ねてみたりもしましたが、今は、

「あー、未来の宝が力いっぱい生きてる声だ」

「余ったエネルギーを放ってるのね、もっと近くに行ってそのエネルギーを吸い込みたい」

と勝手に解釈しています。

 

 

小さな子供が周りに与える影響って、すごいよなーと最近特に思います。

そこにいるだけで、簡単に周りの大人を笑顔にできるのですから。

たとえ、その子が泣いてても笑っていても。

 

 

 

 

夏休みのラジオ体操の音がうるさいとか

運動会の早朝の花火の音がうるさいとか

盆踊りの音楽がうるさいとか

 

 

 

 

 

そんな大人の苦情を見聞きするたびにがっかりしてしまうのです。

せっかく子供たちからパワーを貰えるほど近くにいる証拠なのに。

それが身近の出来事だと、心底悲しくなってしまいます。

 

 

 

 

ある人と話したとき、こういってました。

「余裕がないんだよ、みんな。

自分のことが必死過ぎて、自分以外の人のことなんて思いやる余裕がないんだよね。」

いろいろ考えさせられます。

 

 

珍しく長々と綴ってしまいましたが、今日も酷暑の作業場にてポーチ3点を絶賛乾燥中( ̄^ ̄)ゞ

作品⑤

 

細かいアイテムの収納に便利なポーチです。

口金が大きく開くクシ型なので、出し入れが便利。

お化粧ポーチにもおすすめです。